イーバくんの いー場だな

東京近郊で暮らす中で、改めて感じる茨城への想い

昭和が今に残る街・茨城県常陸太田の1日ドライブ

11/8に、茨城県常陸太田に日帰りドライブに行ってきました!
常陸太田、茨城の中でもあまり目立つ市ではなく、これまであまり行ったことは無かったのですが、一度ゆっくり訪れてみたい街ではありました。
実際に行ってみて非常に良かったので、記事にすることにしました!

 

ドライブマップ

A.常磐道日立南太田IC

常磐道でずっと関東平野を北上し、山並みの手前の日立南太田ICで下ります。
高速を降りたら、いきなりのどかな田舎の風景が広がっていて、心が癒されるのを感じました。15分ほどで、水戸黄門こと徳川光圀が晩年を過ごした隠居所の「西山御殿」に到着します。
この日は平日だったので渋滞も全くなく、東京からは途中休憩含めて約2時間でした。

B.西山御殿(西山荘)

駐車場に車を停め、「西山の里 桃源」という観光施設を通り、庭園の中を進んでいきます。
池の奥には、水戸黄門の助さんの助さんの住居跡もあるようですが、この日はそこへ行く遊歩道が立ち入り禁止になっていて、行くことは出来ませんでした。
でも平日は人も少なく、周りの人を気にせず写真を撮ったり、風景を楽しみながらゆっくり好きに歩けるのがいいですね。人気観光地に行って人混みの中でお金をかけるより、誰もいない風景を独り占めできる方が贅沢な気分になるなあ、とつくづく感じました。

少し斜面を上がった先にある西山御殿は残念ながら敷地内の写真はSNSアップ禁止なので、門の写真だけ。
しかし、水戸黄門こと徳川光圀が晩年を暮らし「大日本史」を編纂した静かな山奥の風情や住まいの様子を、300年以上経った今も感じることが出来るのは素晴らしい!小川が流れていたり池があったり、竹林があったりと、さすが徳川光圀が選んだ終の棲家だと思いました。
また、1500円は高いという書き込みもありましたが、東日本大震災で大きく損壊したのを修復したことも含め、この体験ができるのはむしろ安いと思いました。
ただ、他に見学している人はいなかったので、入場料を3分の1にして、見学者数が3倍くらいになった方がいいかも、とは思いました。あと、写真のSNSへのアップも解禁した方が、西山御殿の素晴らしさも、もっと広く伝わるのではないかと思いました。

 

C.鯨が丘商店街、板谷

西山御殿を後にして、常陸太田市の市街地にある鯨が丘商店街に来ました。
東西を山に挟まれた常陸太田の街ですが、ここは周囲より高い細長い台地の上にあるので、周囲を見下ろす感じで遠くには山が見えるという、独特の眺望があります。
街中の通りは一方通行なので、注意が必要です。(目的地を行き過ぎてしまうと、ぐるぐる回る羽目になります)
常陸太田市郷土資料館(梅津会館)の駐車場に車を停めました。郷土資料館は入場無料で、中には徳川光圀が編纂した「大日本史」や、地元出身の画家の絵画、民俗資料などが多数展示されていました。

鯨が丘商店街は、観光地を目指して昔風の街並みを造ったわけではなく、昭和レトロな商店街の姿がそのまま残っているのがとても新鮮でした。昭和の時代にタイムスリップしたような感じで、街歩きがとても楽しい!
今後もこのままの姿で商店街が残っていけるのかは分かりませんが、今はまだ、昭和の姿を残すこの商店街の趣を味わえることに、幸せを感じました。

高台にある鯨ヶ丘商店街の途中に、エモいと話題の板谷坂があります。
鯨の背のように細長い台地にある鯨が丘商店街から下に降りる坂なので、何とも言えない眺めの良さがあります。
今はただ静寂に包まれていますが、坂の途中には、廃屋や潰れてしまったビューティサロンの建物がそのまま残っていて、活気があった頃のこの街の姿を思い起こさせます。
ちょっと疲れた心をリセットしたい時は、是非、時が止まったようなこの坂を訪れてみてはいかがでしょうか。

板谷坂から近い、1927年創業の「釜平」でランチをとることにしました。
ここの一番人気はソースカツ丼。味付けはシンプルですがウマい!これはやはり、地元のお米や豚肉の質が、味を支えている気がする!
100年近く前から続く味なのかも知れませんが、いいものは時代を超える!
他の席に来ているお客さんも、みんなスマホなど見ず会話を楽しんでいました。こういう所にも、何か昭和の良き時代の雰囲気を感じたのでありました。

 

D.里美地区(かかし祭り)

昭和レトロな常陸太田の街から北上して里美へ向かいます。ずっと道路の両側には緑の山々が迫り、人里離れた茨城の奥地に入っていく感じがします。でも、ドライブやツーリングにはとても気持ちがいい道です。
30分ほど走ると、山に囲まれた中に田んぼが広がる、里美地区の盆地に到着します。
ちょうどその時は、里美ふれあい館の広場で「かかし祭り」が開催されていました。
地元の人々や子供たちが作った様々なかかしが並んでいて、結構、見物客もいました。何か心が温まる地域のおまつりだと思いました。

この辺りは、茨城県出身の俳優・駒木根葵汰さん出演のドラマ「天狗の台所」に出てきそうな、緑の山々に囲まれた自然が気持ちいいなと思っていたら、天狗もいました。

かかし祭りを見た後は、会場の里美ふれあい館の近くにある「里美ジェラート」に立ち寄りました。
シングル350円、ダブル450円ということなので、自然とダブルにしちゃいました。
バニラとミルクという、似たような味にしてしまいましたが、どちらも濃厚な甘さがあり、ドライブで疲れた脳がフレッシュに生き返りました!

 

E.竜神大吊橋

里美エリアから、茨城県北の有名観光地・竜神大吊橋に向かいます。旧里美村エリアから旧水府村エリアへの移動になるので、山越えの道になるかと思っていましたが、今はトンネルが出来ていて、あっという間に山を横断できました。
ここは平日でも結構、駐車場に車が停まっていました。
紅葉はまだまだでしたが、深い谷の上を歩いて渡るのは気持ち良かったです!
(所々にある足元のガラスの下は見なかった😅)

 

F.全日食チェーン金砂郷久米店

常陸太田の1日ドライブの最後は、茨城のスーパーの中でも絶大な人気を誇る「全日食チェーン金砂郷久米店」へ!
人気の、つぶあんホイップクリームが入った「プレミアムあんぱん」を買いましたが、プレミアムあんぱんにもいろいろ種類があり、またボリューミーで美味しそうなお弁当もたくさんあって、普通のコンビニチェーンにはない、お店独自のオリジナリティを感じました。
「プレミアムあんぱん」、一度に2個くらい食べれそうと思いましたが、中はつぶあんホイップクリームがぎっしりてんこ盛りで、1個で充分満足でした!
と言うより、これはあんパンよりもマリトッツォに近いと感じました。デザート好きには堪らないと思います!


いかがでしたでしょうか。
あまり有名観光地として知られてはいない常陸太田ですが、今回のドライブでさまざまな魅力に触れることが出来、非常に満足感ある1日となりました。
できれば1泊して、もっと時間をかけられたら、更に良かったと思います。
ぜひ、みなさんも一度、昭和が残る街・常陸太田を訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

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