イーバくんの いー場だな

東京近郊で暮らす中で、改めて感じる茨城への想い

伝説の俳優・三浦春馬が伝えたかった 地元・茨城の魅力

今年も某調査会社の「都道府県魅力度ランキング」で、茨城県が最下位となったことが多数のメディアで報じられました。過去15年間で12回目の最下位とのこと。
ただ、そんな状況に疑問を感じていたのか、多忙な仕事の合間に、地元である茨城県の魅力をSNSで積極的に発信していた俳優さんがいました。そう、三浦春馬さんです。
残念ながら、今はもう、彼がSNSで直接想いを伝えることはかなわなくなってしまいましたが、彼の言葉はX(旧Twitter)にまだ残っています。
彼の地元への強い愛・想いを風化させないためにも、ここで記事としてまとめておきたいと思います。

三浦春馬さんの故郷・土浦市の蓮の花

土浦の蓮の花

三浦春馬さんは、俳優として高校生の頃から東京で暮らしていましたが、仕事の合間に、時々地元の土浦市に戻ってきて、友人と食事をしたり、心の休まる時間を過ごしていたようです。
夏には、土浦市が全国一の生産量を誇る蓮根の花が、霞ヶ浦沿いに一気に花開きます。恥ずかしながら、自分もこれまであまり気に留めたことは無かったのですが、春馬さんは、たまに地元に帰ってきた時に蓮の花を見て、心が癒されていたのでしょうね。

でも、さすがの春馬さんも、「蓮根の日」までは知らなかったようですね。

土浦全国花火競技大会

三浦春馬さんは、日本三大花火大会の「土浦全国花火競技大会」にも、子供の頃から親と行っていたようです。
そして、彼が全国47都道府県を回って日本の伝統技術や製品を纏めた書籍「日本製」の茨城県の取材では、土浦の花火大会でも何度も賞を受賞している、つくば市の山﨑煙火製造所を訪ねています。
鮮やかに咲いて、静かに消えていく花火の美しさも、彼の心にずっと残っていたのでしょうね。

鉾田の海

三浦春馬さんは、気分転換によく鉾田市の海岸でサーフィンをしていたようです。
彼がよく座っていたという、砂浜にあるテトラポットが、ファンの間では聖地になっていますね。とてもアクセスしにくい海岸なので、彼もここに来れば、落ち着いて時間を過ごすことができたのかも知れません。
鉾田と言えば、いばらき大使の磯山さやかさんの出身地。春馬さんも、存命であればそのうち、いばらき大使となって、茨城県の魅力PRに力を貸してくれていたかも知れませんね。

鉾田ではないかも知れませんが、「天外者」で共演した三浦翔平さんと、「W三浦」でサーフィンも楽しんでいたようです。

龍ヶ崎コロッケ

三浦春馬さんが龍ヶ崎市で「オトナ高校」のロケをしていた時、ケイタリングでご当地グルメとして有名な「龍ヶ崎コロッケ」を食べ、お腹も心も満たされたとのこと。
高橋肉店への感謝の気持ちと共に、地元茨城県のおいしいご当地フードをみんなに知って欲しいという、強い思いが伝わってくる投稿ですね。

TWO WEEKSロケ地(水戸市土浦市つくば市等)

三浦春馬さんが主演したドラマ「TWO WEEKS」では、ロケ地として茨城県内のスポットがいくつも使われています。
春馬さんは、協力してくれた茨城県や、フィルムコミッションのスタッフ、エキストラの方々など、みんなに感謝の意を伝えていますね。

陶芸家・板谷波山(筑西市)

「TWO WEEKS」の投稿のリンク先に、三浦春馬さんのインタビューが掲載されています。
そこで彼は、茨城県への思いとして、陶芸家・板谷波山の素晴らしさについて熱く語っています。彼はこの中で「茨城県ってもちろん食べ物も美味しいし、自然も豊かですけど、文化として日本が誇れる人物がいることをもっと多くの人に知って欲しいですね。」と語っています。
食べ物や自然だけでなく、茨城県が輩出した誇れる人物をもっと多くの人に知って欲しいというのは、茨城県の広報活動にとっても貴重なアドバイスかも知れませんね。

www.ibaraki-fc.jp

時空戦士イバライガー

三浦春馬さんは、茨城県のご当地ヒーロー「イバライガー」に変身した時の写真を、自らインスタグラムに投稿していました。これは誰かに依頼されてやったわけではなく、自ら提案したとのこと。彼自身、地元のご当地ヒーローを応援したいという気持ちが強かったのでしょうね。
それは当時のTwitterやネット記事でも、「茨城県民の皆様が羨ましい」と大きな話題となりました。
「#たまに僕も #彼になって #茨城 #守ってるのよ #嘘です #ごめんなさい」というハッシュタグがお茶目ですね。でも、今も彼が茨城守ってくれてると、県民は信じてます!

 

番外編・三浦春馬銅像

番外編です。三浦春馬さんが作品のために顔の型を取ったとのこと。
三浦春馬さんの生前の功績を後世に残すため、本当に地元土浦市あたりに三浦春馬さんの銅像立ったらいいなあ、と思ってしまいました。牛久大仏にも負けない茨城の有名モニュメントになるはず!

そう言えば、土浦市出身の「エレキの神様」寺内タケシさんの記念館が、去年、筑西市の「ザ・ヒロサワシティ」に開館したそうです。(ちなみに寺内タケシさんは、三浦春馬さんの映画を上映し続けている「土浦セントラルシネマズ」の館長さんのお兄さんですね)
三浦春馬さんの記念館も、彼が愛した地元・茨城県にできるといいですね!

 

彼の思いは永遠に・・・

いかがでしたでしょうか。地方出身であることを公表しない芸能人もいる中、彼は堂々と自らの出身地を表に出し、過酷な俳優業の合間に愛する地元の魅力を世に伝えることに努めていました。このブログは、そんな彼の想いを風化させることなく、後世にも伝えたい思いから作成しました。
彼のファンの多くの方が土浦を中心に茨城県を訪れ、茨城の良さを語ってくれているのは嬉しいことです。ただ、実際の茨城の地をあまり知ることなく、メディアやSNSで発信されている情報やイメージだけで魅力が無い地域と決めつけてしまっている方も、残念ながらまだまだ多いようです。
彼を失ったことは、地元にとっても、全国のファンにとっても悲しいことですが、是非、これからも春馬さんの思いがみんなに伝わって、彼の地元茨城の魅力を知ってくれる人たちが増えれば、きっと彼も、天で嬉しく思うことでしょう。

最後に、今年も「都道府県魅力度ランキング」で最下位となってしまった茨城県民にも元気をくれる、彼の言葉を残して終わりたいと思います。