イーバくんの いー場だな

東京近郊で暮らす中で、改めて感じる茨城への想い

名俳優・三浦春馬さんの聖地「土浦セントラルシネマズ」に行ってきた

茨城県土浦市にある「土浦セントラルシネマズ」が、不世出の俳優、三浦春馬さんの聖地となっているそうです。土浦セントラルシネマズでは、毎日、三浦春馬さんの映画を上映し続けているとのことを知り、一度は三浦春馬さんの映画を映画館で観たいと思っていたので、現地に行ってまいりました!

newstsukuba.jp

土浦セントラルシネマズへ

3月に入り春の陽気が続いていましたが、今日はあいにくの春の雨。
土浦セントラルシネマズは、JR土浦駅西口から徒歩7分くらいのところにある、昔ながらの街の映画館です。ビルの1Fが駐車場になっており、受付で駐車券を見せれば、3時間駐車無料のクーポンをもらえます。ただ、駐車場に入るまでに一方通行の細い道を通るので、ちょっと分かりにくいかも知れません。

土浦セントラルシネマズの外観

ビルのエスカレーターに乗って2階に行こうとしたら、エスカレーターは動いていませんでした。東日本大震災の時から修復できていないようです。階段を上りましたが、「あれ、今日は休館日?」と思ったくらい、入口が暗い!でも、「上映中」の張り紙があったので、ホッとして中に入りました。

止まったままのエスカレーターと、暗い入口

通路を歩いていくと、壁に、三浦春馬さんに寄せられた膨大な数のメッセージが貼られていました。元々は桜の木の形だったようですが、今はさらにメッセージが増えていて原型をとどめていません。

通路に貼られた数多のメッセージ

右奥の扉を入ると、こじんまりとした待合室と窓口がありました。窓口で料金を支払うと、手作り感満載のチケットを手渡されました。これはファンにとっては聖地巡礼のいい記念になるかも!
待合室の中には、三浦春馬さんに関する多くの写真やサイン等が飾ってありました。写真撮影は一部を除き可能となっていましたが、本ブログにはアップしませんので、実際に来た時のお楽しみに!

上映の5分くらい前になっても特にアナウンスも無いので、廊下に出てみたら、もう1つの扉の中の部屋にも何名かの人がいて、館長さんから「もう入っても大丈夫ですよ」と言われたのでそちらからシアター内に入りました。部屋が2つに分かれていて、案内も分かりにくいですが、のんびりした家族経営感ある運営も、昔ながらのほのぼの感があっていいな、と思いました。

いざ、シアターの中へ

シアター内の席数は300席とのことですが、今日の来場者は10数名くらいだったので、周りの人も気にならずに、中央付近のいい席に座れました。7割くらいは女性という感じでしたが、みんなガチのファン集団という感じではなく、一人で来られている方、若いカップル、ファミリー等、幅広い層の方が来られていました。
上映前に、館長さんが各席を回って、1人1人に紙コップのお茶を配っていました。最近の映画館ではありえない心遣いに、上映前からジーンときてしまいましたね。

三浦春馬最後の主演映画「天外者」

土浦セントラルシネマズで連日上映されているのが、三浦春馬さん最後の主演映画「天外者」です。幕末の薩摩藩士で、新たな時代の日本の基礎を築いた五代友厚の生き様を描いた映画です。もう観られた方も多いと思いますが、ネタバレとならないよう、詳細については記載を避けます。
tengaramon-movie.com

改めて、三浦春馬さんの表情、そして全身のアクションの1シーン1シーンが、天賦の才能と努力によって磨かれた極めてレベルの高いものだということを、素人ながらに感じました。やはり、三浦春馬さんは単なるイケメン俳優などではない、歴史に残る大俳優なのだということを確信しました。
今はいろいろなサブスクのサービスがあり、三浦春馬さん主演の映画やドラマの多くも、自宅のテレビやパソコンでいつでも見れるのかも知れません。でも、三浦春馬さんの本質を知るには、やはり映画館のスクリーンが一番だと感じました。
上映前は、ここで映画を観たら、きっと悲しい気持ちになってしまうのではないかと思っていましたが、意外にもこの映画を観て、逆に三浦春馬さんから元気と勇気をいただいた気がして、清々しい気持ちになりました。
上映後は、この映画のメイキング映像が流れました。そこでは素のままの春馬さんの笑顔やしゃべりを見ることができましたが、本当にこの映画の撮影の時も、現場が好きで、仕事を楽しんでいたんだなあ、と感じました。

これからの「聖地」に思うこと

土浦セントラルシネマズが、今も毎日、三浦春馬さんの映画を上映し続けていることには感謝の気持ちしかありません。でも、土曜日で10数名しか観客がいないという状況を見ると、普通に考えたら、経営的にとても続けられるようには思えないのです。昔からの街の映画館は県内でもどんどん閉館しており、また同じ土浦市内にも、イオンモールに新しい設備のシネコンがあります。三浦春馬さんの映画を毎日上映しているのは、土浦セントラルシネマズの館長をはじめとするスタッフの、ファンに対する善意の気持ちや使命感でなんとか成り立っているような気がしてなりません。
先にも書いた通り、三浦春馬さんは単なるイケメン俳優というレベルではなく、後世に残るレベルの大俳優だと思います。今では、全国から聖地巡礼として土浦市を訪れる人もいるということで、地元に対する貢献も大きなものがあると思います。
市として三浦春馬さんの記念館を作るような話は、複雑な事情があって難しいということかも知れません。でも、土浦の貴重な「聖地」が今後も末永く残っていけるよう、土浦セントラルシネマズを三浦春馬さんの記念館として位置づけ、例えばふるさと納税制度を活用した寄付を運営の補助に充てるというような策は考えられないでしょうか。今の土浦セントラルシネマズの頑張りだけでどこまで今の対応を続けられるのか、いたたまれない気持ちになりました。

4月5日は全国が春馬記念日!

ということで、今は土浦セントラルシネマズに行けば、毎日、三浦春馬さんの映画を観て、スクリーンの三浦春馬さんと会うことができます。
でも、先日アナウンスがありました通り、4月5日の三浦春馬さんの誕生日に、全国277の映画館で「天外者」が特別上映されることになりました!

映画館で三浦春馬さんの映画を観たい、と思った方は、是非、お近くの上映劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。(年度初めの平日なので、会社勤めの人は予定の調整が難しいかも知れませんが・・・)
そして、もし1日お時間がとれる方は、茨城県まで足を運び、聖地の土浦セントラルシネマズで、全国の同志と一緒に、彼の誕生日を祝ってみてはいかがでしょうか!

 

ちなみに2021年の4月5日には、安藤真理子土浦市長も、Twitter三浦春馬さんについてメッセージを寄せられていますね!

 

そしてこちらも是非!

i-bakun.hatenablog.com