イーバくんの いー場だな

東京近郊で暮らす中で、改めて感じる茨城への想い

伝説の俳優・三浦春馬が伝えたかった 地元・茨城の魅力

今年も某調査会社の「都道府県魅力度ランキング」で、茨城県が最下位となったことが多数のメディアで報じられました。過去15年間で12回目の最下位とのこと。
ただ、そんな状況に疑問を感じていたのか、多忙な仕事の合間に、地元である茨城県の魅力をSNSで積極的に発信していた俳優さんがいました。そう、三浦春馬さんです。
残念ながら、今はもう、彼がSNSで直接想いを伝えることはかなわなくなってしまいましたが、彼の言葉はX(旧Twitter)にまだ残っています。
彼の地元への強い愛・想いを風化させないためにも、ここで記事としてまとめておきたいと思います。

三浦春馬さんの故郷・土浦市の蓮の花

土浦の蓮の花

三浦春馬さんは、俳優として高校生の頃から東京で暮らしていましたが、仕事の合間に、時々地元の土浦市に戻ってきて、友人と食事をしたり、心の休まる時間を過ごしていたようです。
夏には、土浦市が全国一の生産量を誇る蓮根の花が、霞ヶ浦沿いに一気に花開きます。恥ずかしながら、自分もこれまであまり気に留めたことは無かったのですが、春馬さんは、たまに地元に帰ってきた時に蓮の花を見て、心が癒されていたのでしょうね。

でも、さすがの春馬さんも、「蓮根の日」までは知らなかったようですね。

土浦全国花火競技大会

三浦春馬さんは、日本三大花火大会の「土浦全国花火競技大会」にも、子供の頃から親と行っていたようです。
そして、彼が全国47都道府県を回って日本の伝統技術や製品を纏めた書籍「日本製」の茨城県の取材では、土浦の花火大会でも何度も賞を受賞している、つくば市の山﨑煙火製造所を訪ねています。
鮮やかに咲いて、静かに消えていく花火の美しさも、彼の心にずっと残っていたのでしょうね。

鉾田の海

三浦春馬さんは、気分転換によく鉾田市の海岸でサーフィンをしていたようです。
彼がよく座っていたという、砂浜にあるテトラポットが、ファンの間では聖地になっていますね。とてもアクセスしにくい海岸なので、彼もここに来れば、落ち着いて時間を過ごすことができたのかも知れません。
鉾田と言えば、いばらき大使の磯山さやかさんの出身地。春馬さんも、存命であればそのうち、いばらき大使となって、茨城県の魅力PRに力を貸してくれていたかも知れませんね。

鉾田ではないかも知れませんが、「天外者」で共演した三浦翔平さんと、「W三浦」でサーフィンも楽しんでいたようです。

龍ヶ崎コロッケ

三浦春馬さんが龍ヶ崎市で「オトナ高校」のロケをしていた時、ケイタリングでご当地グルメとして有名な「龍ヶ崎コロッケ」を食べ、お腹も心も満たされたとのこと。
高橋肉店への感謝の気持ちと共に、地元茨城県のおいしいご当地フードをみんなに知って欲しいという、強い思いが伝わってくる投稿ですね。

TWO WEEKSロケ地(水戸市土浦市つくば市等)

三浦春馬さんが主演したドラマ「TWO WEEKS」では、ロケ地として茨城県内のスポットがいくつも使われています。
春馬さんは、協力してくれた茨城県や、フィルムコミッションのスタッフ、エキストラの方々など、みんなに感謝の意を伝えていますね。

陶芸家・板谷波山(筑西市)

「TWO WEEKS」の投稿のリンク先に、三浦春馬さんのインタビューが掲載されています。
そこで彼は、茨城県への思いとして、陶芸家・板谷波山の素晴らしさについて熱く語っています。彼はこの中で「茨城県ってもちろん食べ物も美味しいし、自然も豊かですけど、文化として日本が誇れる人物がいることをもっと多くの人に知って欲しいですね。」と語っています。
食べ物や自然だけでなく、茨城県が輩出した誇れる人物をもっと多くの人に知って欲しいというのは、茨城県の広報活動にとっても貴重なアドバイスかも知れませんね。

www.ibaraki-fc.jp

時空戦士イバライガー

三浦春馬さんは、茨城県のご当地ヒーロー「イバライガー」に変身した時の写真を、自らインスタグラムに投稿していました。これは誰かに依頼されてやったわけではなく、自ら提案したとのこと。彼自身、地元のご当地ヒーローを応援したいという気持ちが強かったのでしょうね。
それは当時のTwitterやネット記事でも、「茨城県民の皆様が羨ましい」と大きな話題となりました。
「#たまに僕も #彼になって #茨城 #守ってるのよ #嘘です #ごめんなさい」というハッシュタグがお茶目ですね。でも、今も彼が茨城守ってくれてると、県民は信じてます!

 

番外編・三浦春馬銅像

番外編です。三浦春馬さんが作品のために顔の型を取ったとのこと。
三浦春馬さんの生前の功績を後世に残すため、本当に地元土浦市あたりに三浦春馬さんの銅像立ったらいいなあ、と思ってしまいました。牛久大仏にも負けない茨城の有名モニュメントになるはず!

そう言えば、土浦市出身の「エレキの神様」寺内タケシさんの記念館が、去年、筑西市の「ザ・ヒロサワシティ」に開館したそうです。(ちなみに寺内タケシさんは、三浦春馬さんの映画を上映し続けている「土浦セントラルシネマズ」の館長さんのお兄さんですね)
三浦春馬さんの記念館も、彼が愛した地元・茨城県にできるといいですね!

 

彼の思いは永遠に・・・

いかがでしたでしょうか。地方出身であることを公表しない芸能人もいる中、彼は堂々と自らの出身地を表に出し、過酷な俳優業の合間に愛する地元の魅力を世に伝えることに努めていました。このブログは、そんな彼の想いを風化させることなく、後世にも伝えたい思いから作成しました。
彼のファンの多くの方が土浦を中心に茨城県を訪れ、茨城の良さを語ってくれているのは嬉しいことです。ただ、実際の茨城の地をあまり知ることなく、メディアやSNSで発信されている情報やイメージだけで魅力が無い地域と決めつけてしまっている方も、残念ながらまだまだ多いようです。
彼を失ったことは、地元にとっても、全国のファンにとっても悲しいことですが、是非、これからも春馬さんの思いがみんなに伝わって、彼の地元茨城の魅力を知ってくれる人たちが増えれば、きっと彼も、天で嬉しく思うことでしょう。

最後に、今年も「都道府県魅力度ランキング」で最下位となってしまった茨城県民にも元気をくれる、彼の言葉を残して終わりたいと思います。

 

「都道府県魅力度ランキング」は日本の地域差別の縮図【茨城県がまたも最下位!】

今年も毎年恒例の「都道府県魅力度ランキング」が発表されました。そして茨城県がまたも最下位に!PR活動を積極的にやってて15年で12回も最下位を取るなんて、1位を取るより難しいのでは・・・?笑
しかしこのランキングのなぜか最下位の争いを、毎年マスメディアが大々的に娯楽コンテンツ的に報じていることは、「地域差別」やいじめ・ハラスメントに繋がってると以前より感じており、盛り上がっているところ誠に申し訳ないですが、今回は敢えて疑問を呈したいと思います。

 

疑問のある「都道府県魅力度ランキング」調査

都道府県魅力度ランキング」は、ブランド総合研究所という会社が「地域ブランド調査」として毎年実施している、インターネットアンケート調査の結果の一部です。
ブランド総合研究所という会社は、三菱総合研究所野村総合研究所のような名の通った大手シンクタンクではありませんが、そんなことはどうでもいいですね。
※ちなみにブランド総合研究所は、栃木県、埼玉県などのブランド関連委員もしているとのこと
 会社概要|ブランド総合研究所


ただ、この調査にはいくつか疑問点があるのです。

ネットアンケート回答者の詳細が不明

今年のインターネットアンケートでは約3万人の有効回答を集めたとのこと。回答者はあらかじめ調査モニターとして登録されている人から抽出されているようですが、多数の人からランダムに選定しているのか、登録している人のうち回答してくれた人の分を集計しているのか等、回答者の詳細情報については不明です。(インターネットアンケートとのことですが、調査モニターの登録方法、調査への応募方法等、インターネット上では情報不明)
もし、回答者が毎年同じような人たちばかりだったとすれば、調査結果も毎年あまり変わりませんよね。
ランキング1位は、調査開始からずっと15年連続変わらずで北海道。2位の京都、3位の沖縄という順位もほとんど毎年変わりません。また、4位以降に東京、大阪、福岡、神奈川といった都市部の都道府県が並んでいるのもほぼ変わっていません。たまに、沖縄や京都が北海道を上回るようなことがあっても不思議ではない気がするんですが・・・。
最下位グループも、北関東3県に埼玉県、佐賀県といった感じで毎年ほぼ同じ。
メディアは毎年、「トップ10にランクインした都道府県の顔ぶれは同じ」とか「下位グループの顔ぶれも例年とほとんど変わらず」と報道していますが、この結果を不思議には思わないのでしょうか。
この調査報告書を購入すれば、もっと詳細が記載されているのかも知れませんが、さすがに個人では買えません・・・。汗

5段階評価のうち2段階しかカウントしていない

「魅力度」の評価方法は、

提示した地域名に対して「どの程度魅力的に思うか」を質問し「とても魅力的」から「まったく魅力的でない」までの5段階評価で回答してもらい、そのうち「とても魅力的」と「やや魅力的」と各地域を「魅力的」と回答した回答者割合のみを反映し、それぞれ選択肢に付与した点数(重み)を加重平均したもの。

  魅力度=100点×「とても魅力的」回答者割合 + 50点×「やや魅力的」回答者割合

とのこと。5段階で評価するなら、それぞれの段階に重みづけをして集計するという方法が一般的だと思うのですが、この調査は5段階で回答させていますが上の2段階しか集計していないのです。
つまり、「魅力的でない」という回答については、一切、結果から排除されているのです。よくメディアでも「茨城県は魅力度が低い」と語っている人がいますが、そもそもこの調査結果は「魅力的」と思われているかどうかの集計なのであって、ランキング下位の地域を見て「魅力度が低い」と笑いのネタにする使い方は間違っている、ということを理解いただきたいと思います。(「魅力が把握されていない」という言い方であれば間違いではないかも知れません)

news.tiiki.jp

そもそも何の魅力度の評価なのか曖昧

そもそも「魅力的に思うか」というざっくりとした質問は、何の魅力を対象としているのかは明確でなく曖昧です。回答する人も、「自分の地元だから」とか「オシャレなイメージだから」とか「推しがいるから」とか、様々な思いでこの質問に回答することと思います。
メディアでは、このランキングを主に観光の魅力として使っている印象が強いですが、そもそも何の魅力度なのかはっきりしないので、結果を受け取る側の解釈と、回答している側が考えた「魅力度」のイメージは全く一致しないと思います。
地域ブランド調査では、「魅力度」以外に、「認知度」「居住意欲度」「観光意欲度」「食品想起率」等の設問が設けられているので、調査結果を活用するなら、こちらのより具体的な調査結果を使う方が明らかに有効と思えます。
でも、都道府県というデカい主語で「魅力的」「魅力的でない」とレッテルを貼って、みんなで面白がって盛り上がるようなコンテンツを作るには、この「魅力度」という調査結果はとても「都合がいい」のでしょうね。

最近は、この「都道府県魅力度ランキング」に懐疑的な意見もSNSでは数多く見かけます。ただ、個人的にはこの調査自体よりも、それを利用して地域差別的なコンテンツを作成し発信している多数のメディアの方が大きな問題だと感じています。

 

日本テレビのバラエティ番組と連動した「北関東最下位争い」の演出

今年の都道府県魅力度ランキングは、ブランド総合研究所から10/13に上位20位までが公表されました。
そして翌日の10/14に、日本テレビのTV番組「世界一受けたい授業!」で全順位が初めて発表され、ブランド総合研究所のHPも更新されて全順位が表示されました。
でも、実は「世界一受けたい授業!」の予告では、既に9/30に「熱き戦いを繰り広げる北関東 群馬 栃木 茨城!今年の順位はどうなる?」と記載されていたのです。

www.ntv.co.jp

また10/14の番組では、栃木県代表のU字工事茨城県代表のカミナリといったお笑いタレントの現地取材映像が流れましたので、相当前から、この2時間スペシャルで都道府県魅力度ランキングの「北関東最下位争い」を目玉ネタとすることで番組が企画・制作されていたことは間違いないでしょう。
このバラエティ番組の場で初めて下位の都道府県の順位を公表し、しかも北関東の最下位争いが目玉ネタとして組まれていたということであれば、これは純粋な地域ランキングと言うより、そもそも視聴率を取るための「地方いじり」コンテンツを作るのが主目的で、正しい調査よりも、狙ったストーリーを作るために都合のいい調査としてこれを使っていると疑われても仕方ないと思います。
番組内でも、先生として招かれたブランド総合研究所社長の田中氏が、茨城県について、つくば市の人口がずっと増え続けているという話をしていましたが、人口増加という明らかな地域魅力の証しがあるのに、それが全く結果に反映されないという調査について、関係者の誰も疑問を抱かないのでしょうか。
また「世界一受けたい授業」という、多くの子供たちも視聴する教養番組で、疑問のある調査結果を、あたかも正しい各都道府県の魅力度のように授業して解説することに、番組の関係者は誰も倫理的に問題を感じなかったのでしょうか。
スポーツにしてもゲームにしても、ランキング上位の人達をみんなの前で称えるのが人として一般的な行為だと思います。全国放送の番組で、ランキング最下位に着目して楽しむというのは、社会貢献を目的とする企業としてはもとより、多くの子どもが見ているところで真っ当な大人がする行為ではないように思うのですが、いかがでしょうか。

www.ntv.co.jp

※ちなみに、10/14の「世界一受けたい授業」の直後の21時からは、ブランド総合研究所とVTuber企業が連携して「Vといっしょに学ぶ都道府県魅力講座」というイベントが開催されていました。(あ、茨城県公認Vtuber「茨ひより」は出てません・・・)

prtimes.jp

 

日本にまだ希薄な「地域ハラスメント」意識

大手メディア的には、「北関東のライバル争い」というコンテンツは、首都圏の多数の人が楽しめるネタとして視聴率が稼げるという思いがあるのでしょう。
首都圏では埼玉県vs千葉県、東京都内では多摩地区、23区内に入れば足立区のように、どこに行ってもメディアやSNSで決まってイジられる対象となっている地域がありますが、北関東の争いネタであれば、首都圏4400万人の多数派の人達は、高みの見物で楽しめますからね。(実際にはそれが楽しいと思わない人も多いとは思いますが・・・)
でも、そういうコンテンツを企画・制作する人たちは、最下位争いのネタにされる地域の人達の気持ちを考えたことはないのでしょうか。
小学校の頃、クラスの中のごく一部の子が、多数の生徒からイジメの対象になっていたことを思い出す人もいるのではないでしょうか。多数派の人達が、一部少数の人を馬鹿にして楽しむ行為は、小学校のイジメと同様の行為と言えると思います。また、人が嫌だと感じることをする行為は、いわゆるハラスメントです。セクハラやパワハラについては、テレビ番組等でも意識が高まってきましたが、特定の居住地域の人を差別・馬鹿にする行為については、まだセーフという意識がメディアにはあるようです。一般的な企業であれば、他人を侮辱するような内容を社外で発信することは、コンプライアンスチェックでまず通らないと思うのですが、日本テレビのような大手メディアにそのような仕組みは無いのでしょうか。また、社内におかしいと声を上げる人は誰もいないのでしょうか・・・。
茨城県民の中には「魅力度ランキング最下位でもいい」と言っている人もいますし、メディアからすれば、ネタとして取り上げれば地域のアピールになるんだからいいだろう、という思いもあるのかも知れません。ただ、だからと言って、特定地域をディスるようなコンテンツを制作・発信する行為が、果たして人として恥ずかしくない行為と言えるのでしょうか。
もう少しネタにされる地域に住んでいる方々の立場にも立って、物事を考えて欲しいと思います。また、地方の人達が苦労して生産した農産物や肉・魚などによって、都会の人たちの日々の豊かな生活が支えられているということも、忘れないで欲しいと思います。(かなり説教じみた文章になってしまいましたが、誰かから言われない限り、大の大人として恥ずかしいことをしていることに気付かないのかも知れないと思った次第です)

赤信号みんなで渡れば怖くない」の日本のメディアに良心はあるか

世界一受けたい授業」が放映された翌日には、大手の報道メディアから、右へ倣えとばかりに、「都道府県魅力度ランキング」の記事が躍りました。一部のリンクを貼付しますが、みな1位の県ではなく、なぜか最下位の茨城県を記事のタイトルにしているものばかりです。

都道府県の魅力度ランク 茨城県は最下位の47位|NHK 茨城県のニュース

茨城県が「魅力度ランキング」最下位、過去15年で12度目 : 読売新聞

茨城県“魅力度ランク”最下位 過去15年で12度目 県民「悲しい」「最下位バンザイ」

「魅力度」茨城が再び最下位 佐賀と入れ替わり―民間調査:時事ドットコム

【Japan Data】PRベタなの? 茨城県が12回目の最下位―魅力度ランキング : トップは北海道が15回連続(nippon.com) - Yahoo!ニュース

「最下位バンザイ?」 茨城“魅力度ランク”2年ぶり最下位で自虐炸裂 | ABEMA TIMES

大手の報道メディアであれば、記事にした相手から反発を受けそうな内容のものには慎重になるのが当たり前と思われます。しかし、日本テレビが大々的に特定地域の最下位ネタを放映しているので、「赤信号みんなで渡れば怖くない」とばかりに、安心して最下位の県のことをニュース記事として配信しているということなのでしょう。
特定の地域をバラエティ番組の笑いのネタとする日本テレビは勿論ですが、それを「他社がやっているからいいだろう」という安易な意識でニュースとして発信してしまう他のメディアも、本当に自分たちは倫理的に正しいことをしているのか、そして正しい情報を発信しているのか、改めて省みていただきたいと思います。この2つは、情報を発信するメディアとして、そして社会貢献を目的とする企業として、最低限守らなければいけない責任なのではないでしょうか。

【10/26追記】東洋経済ONLINEに、10/25付で「さまざまなデータや現状を見る限り、茨城県が魅力度最下位とはとても言えないのではないだろうか」と、「毎年恒例の某魅力度ランキング」に疑問を呈する記事が掲載されました。
経済系のメディアを含め、これまではみな一様に「都道府県魅力度ランキング」の結果を疑うことなく報道していたことを考えると、それに疑問を呈するメディアが現れたことは健全なことだと考えます。今後も、メディア業界の横並びの慣習を打ち破り、「都道府県魅力度ランキング」に対して独自の検証や見解を示したり、具体的なファクトデータを用いた地域魅力度指標を打ち出すようなメディアが出てくることに期待します。

news.yahoo.co.jp

茨城県はこのまま黙認していていいのか

この「都道府県魅力度ランキング」の調査内容や結果については、過去に北関東の群馬県や栃木県の知事が激怒していますが、茨城県の大井川知事は「痛くも痒くもない」とクールな対応を示しています。一見、大人の対応でカッコいいのですが、このランキング結果がマスコミによって毎年拡散され、茨城県の魅力度が本当に低いという誤った意識が広く人々に定着してしまうと、茨城に住む人たちの心情面への影響はもとより、県への観光客や移住者、ひいては企業移転等にも影響し、茨城の地域経済にも悪影響を与える可能性も考えられます。
また、大人の中にはもはや「魅力度ランキングなんて最下位でもいい」と冷めた見方をしている人も多いかも知れませんが、生まれた場所を選べない子供たちが、地元に対する愛着を持てず悲しみを感じたり、将来、学生や社会人として都会に出た時に、出身地でイジられるというストレスに悩むことも考えられます。(SNS上では「魅力度最下位など気にせず、それを逆に売りにすればいい」的な発言を多く見かけますが、匿名SNSでは、それを県民が言っているのかは分かりませんし、かなり他人事な意見だと感じます)
そういった広範な影響を考慮すると、マスメディアの発信内容が違っていると思われるのであれば、きちんと内容を分析し、おかしいものはおかしいと声を上げるべきではないでしょうか。(残念ながら、今のマスメディアは「反撃してこないから、イジっても大丈夫」と思ってしまうような大人気ない存在なのです・・・)
2020年には、都道府県魅力度ランキングで最下位となった栃木県の福田富一知事が、ブランド総合研究所に乗り込み、調査方法の改善を申し入れています。(ちなみに栃木県は、今年の魅力度ランキングでは39位まで上昇しています)
また2021年には群馬県山本一太知事が、都道府県魅力度ランキングについて「いじめにつながる」「笑い飛ばせばいい、ジョークで返すのが大人だというのは強者の論理だ」と不快感を露わにし、法的措置も含めて対応を検討すると表明しました。また翌年2022年には、「都道府県魅力度ランキング検証報告書」も発表しています。ただ、SNSでは「大人気ない」等の意見が多数見受けられ、あまり世間から広く共感を得ることはできなかったように見えます。これは、対象を都道府県魅力度ランキングの調査自体にフォーカスしていて、報告書の内容が一般には難解だったのと、様々ある民間調査の1つに対し県の知事が噛みついたことが大人気ないと判断されたのではないかと推察します。
むしろ訴えるべき対象は、調査会社よりも、この調査結果を使って特定地域を辱めるようなエンタメを展開している、マスメディアなのではないでしょうか。

メディアの理不尽な行為に国民が気付く日が来る

【10/22追記】今年10/20の茨城県の知事定例記者会見で、記者から都道府県魅力度ランキング最下位となったことについて質問された大井川知事は、「魅力度ランキング自体についてのコメントはする必要はないのかなと。ランキングというよりは、今や日本テレビを中心としたエンターテインメントになってきていると思います」と回答しています。
例年通り都道府県魅力度ランキングについてはクールな回答を示した大井川知事ですが、注目すべきは、これが「日本テレビを中心としたエンタメになってきている」と、魅力度ランキング最下位をエンタメにしている日本テレビを名指しして、チクリと釘を刺したことです。

www.pref.ibaraki.jp


今回の大井川茨城県知事の発言は、調査会社よりも、その結果を使って特定地域を笑いのネタにしている日本テレビに矛先を向けたものであり、今回はあまりメディアでは取り上げられていないものの、今後、国民や県民の共感を得られる可能性は十分にあるのではないかと考えます。

この大井川知事の発言については、翌日10/21に、読売新聞オンラインが記事として取り上げていました。
ただ、この記事をよく見ると、大井川知事は記者会見で「今や日本テレビを中心としたエンターテインメントになってきている」と回答しているのに対し、読売新聞の記事は「ランキングというより今や(テレビの)エンターテインメントになっている」と、「日本テレビ」を「(テレビ)」に書き換えているのです。
発言通り記事に書かないということは、同じ読売グループの日本テレビがやましいことをしている、という責任の認識はあるのかも知れませんね。
ただ、そのように小手先の隠蔽をしていても、そのうち多くの国民が、メディアの理不尽な行為に気付き、声を上げる可能性はあると思います。
今後もメディアがこのような地域いじりを続けるようであれば、自治体からだけでなく、地域の住民や番組の視聴者から、BPO(放送倫理・番組向上機構)などへ訴えられる可能性もあると、メディアは認識しておいた方が良いのではないでしょうか。

www.yomiuri.co.jp

茨城県の地域プロモーションの仕方にも問題点はある

ただ、またも魅力度最下位となった茨城県にも、今回のランキング結果を踏まえて反省すべき点もあると感じています。
時事ドットコムの記事には、茨城県について、ブランド総合研究所の田中社長の「観光面の魅力が十分伝わっていない」とのコメントが記されています。

www.jiji.com

茨城県は10月から、一大観光キャンペーン「茨城デスティネーションキャンペーン」を開始し、大々的な観光PRを行っています。でも、10月に入って大々的なPRで目にしたのは、茨城の観光をPRするヤンキーのポスターや、80歳を超えたタレントを女王としたPRイベント。
茨城県自身が、過去にPR広告でヤンキーをアピールしていたこともあり、「茨城と言えばヤンキー」というレッテルが既に定着してしまっていますが、一般世間から見てヤンキーという存在が魅力的に思われるのか、よく考えて欲しいと思います。茨城県の広報でよく出てくる「茨城弁」も、面白さを打ち出したい狙いと思われますが、地域の魅力を感じてもらうよりも、むしろ笑いを取ることが目的になっており、バカにされる対象という地域のイメージを自ら作ってしまってはいないでしょうか。
人が魅力を感じるベースとなるものは「美」だと思います。「田舎臭い」「ダサい」「昭和のまま」といった自虐的なアピールは、一時の笑いは取れても魅力向上には繋がらず、むしろ県のイメージを下げ、県内各地の人たちの頑張りを帳消しにしてしまってはいないでしょうか。

参考までに、ダイヤモンド・オンラインの記事では、都道府県魅力度ランキングで伸び幅上昇1位の愛知県について、ジブリパーク開設に加え、将棋棋士藤井聡太さんの功績が著しい点が、ブランド総合研究所の田中社長のコメントとして挙げられています。新たなテーマパークに加えて、藤井聡太さんという「人」が、県の魅力度を大きくアップさせたということです。

diamond.jp

茨城県が食や体験を観光の目玉にしているのはいいと思うのですが、「人」も茨城の大きな資源だと思います。
X(旧Twitter)を始めて分かったことは、茨城県土浦市出身の俳優・三浦春馬さんのファンの方々が、全国から聖地として茨城県を訪れたり、地元のスーパーで茨城産の食品を見かけたら購入したりしているということです。観光PRで、他県の人に茨城県のファンになってもらうことは非常に難しいことだと思いますが、三浦春馬さんという人の魅力が、彼の地元の「茨城県」のファンを多数生んでいるのです。
茨城県は、他にも全国に多くのファンを持つような俳優やタレントをたくさん輩出しており、いばらき大使に任命されている方も多数います。
予算をかけてPRするのであれば、「ウケ」よりも、茨城が生んだ魅力的な方々に地元・茨城を積極的にPRしていただき、県外の多くの人に茨城県の魅力を感じてもらい、「茨城に行ってみたい」と思われるようなプロモーションを考えていただきたいと思います。
※ただ最近は、茨城県や県内市町村のプロモーションで、かなりセンスの良いものも目にすることが増えてきました

ちなみに、あの「ひろゆき」さんも、茨城県の魅力度ランキングがアップするには、「プロモーションの仕方次第」とバッサリ語っていますね!

youtu.be

 

旧来型の価値観からの脱却の時代

夏目漱石の小説「坊ちゃん」でも、先生が左遷させられる土地として、ある西日本の地域がひどく田舎扱いの描かれ方をしていて心が痛んだのを覚えています。昔から日本の都会の人は田舎を軽蔑していたのかも知れません。
ただ、江戸時代や明治時代であれば、都会の人が田舎を馬鹿にしていたとしても、それが直接地方の人に伝わることはありません。でも、現代のマスメディアやSNSの発信は、それが一瞬にして全国に伝わるという影響力の大きさがあります。そして発信内容が伝わるのは、大人だけではなく、子供たちに対してもなのです。生まれ育った地が魅力度が低いと言われた子供たちの悲しみは言うまでもないでしょう。また、影響力のある大人たちが大々的に特定地域を馬鹿にしている姿を見たら、子どもたちもそれが当たり前だと思って育ってしまう恐れがあります。
今や世の中はデジタル社会となり、地方でも都会と同様に生活できます。またリモートワークが主流となり、自然の多い地方での生活を選んで移住する人も増えてきています。
都会に住んでいるということに上流意識・優越感を感じる人はまだ多いと思いますが、リモートワークにより他人と会社で毎日接することが無くなり、人々の価値観は、身近な他人と比較して上になることよりも、自分の幸せを重視する方向に変わりつつあると感じます。
都道府県魅力度ランキングに対するSNSでの反応も、喜びよりも懐疑的な意見が目立つようになってきていると感じます。
このランキングの公表も、もう15年も続いていますが、そろそろテレビや新聞などのマスメディアも、旧来型のコンテンツの継続でなく、人々の価値観の変化に応じてコンテンツの見直しを考えないと、本当に視聴者や読者にそっぽを向かれてしまう時が来るのではないでしょうか。
また視聴者側も、メディアで発信されているコンテンツや情報を単純に受け入れて楽しむばかりでなく、それが正しい情報なのか、またそれが倫理的に正しいのかを良く考えていただきたいと思います。


いかがでしたでしょうか。都道府県魅力度ランキングや、それをバラエティネタにするメディアについて、感じていた疑問を記しました。物事に対する感じ方は人それぞれですので、内容については賛否両論あるかと思います。
ただ、忘れないでいただきたいのは、繰り返しになりますが、住んでいる地域を一括りに魅力が無いと他人から言われ、嫌な思い、辛い思いをしている人たちもいるということです。
日本人は、民度が高く、美しい心を持った民族だと信じています。特定の地域を馬鹿にするような差別意識については、日本のマスメディアから、そして日本人の心から無くなって欲しいと、切に願います。

 

茨城の大洗からカーフェリーで北海道に行ってみた!

関東地方から北海道に行く場合、移動手段として飛行機を使うのがメジャーかと思います。でも、カーフェリーを使えば、途中、海からの景色を楽しみつつ、北の大地を自分の愛車で自由に走り回れるという魅力があります!
今回初めて、茨城県の大洗から商船三井の「新さんふらわあ ふらの」に乗って北海道まで行ってきましたので、感想などレポートしたいと思います!

大洗港フェリーターミナルの「新さんふらわあ ふらの」

大洗港フェリーターミナルから乗船!

関東地方のフェリー発着地「大洗港フェリーターミナル」は、北関東自動車道の水戸大洗ICから近く、渋滞が無ければ東京から1時間半ほどで到着します。
大洗からの夕方便は19:45発で、17:30頃までに乗船手続きをすることとなっています。

ターミナル前の駐車場に車を停め、ターミナル内の自動チェックイン機に予約番号、アクセスキーを入力し、車検証のQRコードを読み取らせれば手続きはすぐに完了します。
18時頃に、車で乗船する方は乗船車両待機スペースの車に乗車するようアナウンスがあったので車を移動しました。反省点ですが、車は早めに乗船車両待機スペースに移動しておくべきでした。乗船が最後の方になったので、暑い車の中で1時間近く待機することとなってしまいました。😅
ただ、順番が来てからは、随所に立っている誘導員に従って船内に車を移動すれば良いので難しいことは特にありません。
船内の駐車場に車を停めたら、荷物を持って客室に移動しますが、出港後は車に戻ることが出来ないので、持ち込む荷物は忘れ物の無いよう、事前にまとめておくことが大切です。

カモメが飛ぶ大洗港(帰港時)

客室はどんな感じ?(2番目に安いコンフォート😅)

さんふらわあには、いろいろなタイプの客室があります。ホテルのような客室がたくさんあるので、ご家族やカップルの方は、いろいろ選べます!
ただ、今回は一人旅なので、2番目に安い「コンフォート」を選びました。一言で言えば、カプセルホテルの部屋ですね。見ての通り、大人1人が寝れるスペースに、テレビ、布団、あとスリッパがありました。タオルや歯ブラシ等は無いので自分で持ち込む必要があります。
カーテンを閉めればプライバシーは保たれます。また、男性と女性でエリアが分かれているようで、異性とすれ違うようなこともありませんでした。
ちなみに、船体が大きいので大きく揺れることはありませんでしたが、地震のような細かい上下の揺れがありました。慣れない方は念のため酔い止めの薬は飲んでおいた方がよいと思います。

2番目に安い「コンフォート」の部屋

レストランやお風呂はどんな感じ?

食事は自分でお弁当など持ち込んでも良いのですが、共用スペースのテーブルやソファはすぐに埋まってしまい、空きが無い時が結構ありました。船内のレストランが、夕食/朝食バイキングで2食2900円とリーズナブルで、メニューも多く美味しかったので、おススメです。海が見える席をゲットしたい場合は、オープン前に並びましょう。

船内レストランでの夕食

お風呂は写真はありませんが、船外の景色が見えて、広さやシャワーの数等も充分でした。そして、何とサウナもありました!もちろん、貴重品はロッカーに入れた上で、海上でのお風呂をゆっくり楽しみました。

他にも船内には、ショップ、ゲームコーナー、キッズランド、ドッグランなど、いろいろな施設が整っていましたよ!

船内の様子(6階から5階を見下ろす)

甲板に出たらどんな景色?

ずっとカプセルホテルのような部屋にいると、時々歩きたくなるので、時々船内や甲板(展望デッキ)に出て歩いてました。展望デッキは5階、6階、7階とあります。
大洗を出港したらすぐに夜になってしまいますが、一夜が過ぎた翌朝の太平洋から昇る朝日は神々しかったです!フェリーに乗ったら、是非、翌朝は早起きして朝日を見てみてください。

太平洋に昇る朝日

茨城県沿いや三陸海岸沿いは遠くに陸地を望めますが、基本的には太平洋の大海原です。運が良ければイルカやクジラが見れるのかも知れませんが、今回ははっきりとは分かりませんでした。でも、海の風を受けながらの航海は気持ちいいですよ!

展望デッキから太平洋の大海原を望む

夜はどんな感じ?

大洗出港後は、すぐに夜です。スマホの電波は、茨城県沿いを航行中は入るのですが、それ以外は、三陸海岸沿いでアンテナマークが出たくらいで、北海道に近づくまで、ほとんど電波が入りませんでした。船内WiFiのパスワードが船内に掲示されていましたが、あくまで船内のコンテンツ表示用で、インターネット接続はできませんでした。なので、スマホ依存症の方には退屈で辛いかも知れません。でも、たまには全くスマホを使わない「デジタル・デトックス」の日も新鮮ですよ!
尚、部屋にテレビがありますが、岸から遠ざかると地デジの画面も乱れたり途切れたりするようになります。Kindle電子書籍を持っていけば良かった!(ただ、後で気が付きましたがBSも見れるので、そちらはいつでも安定して見れます)
ちなみに、コンフォートは隣の部屋との間に通路があるので、あまり他の部屋の音は気になりませんでしたが、一番安い「ツーリスト」は、隣との間がカーテンのみのようなので、隣の人のイビキとかが気になるかも・・・😅

北の大地に到着!

大洗を出港して翌日の13:30頃、北海道の苫小牧に着きました。
約18時間の船旅、スマホが全く使えない時間が長く、電子書籍などを持ち込むのを忘れたため、手持ち無沙汰な時間も多少はありましたが、船外の景色が良く、船内の施設も充実していたので、とても満足のいく経験となりました。
またフェリーで北海道に来たい!

北の大地が見えてきた(天気悪い・・・)

カーフェリーで行く北海道の旅はおススメ!

今回、初めてカーフェリーで北海道に行ってみたわけですが、結論としてはおススメです!
何と言っても、自分の愛車で北海道内を旅できるので、レンタカー代や移動・手続きの時間がかからないし、慣れた愛車だと疲れも少なく、ドライブも気持ちいいです!
そして、船旅と言えばお年を召した方や富裕層のイメージがありましたが、安い部屋を選べば、リーズナブルな値段でゴージャスな海上の旅が味わえる!
まあ、それでも車と一緒だと片道で3万円以上かかるわけですが、移動費や現地でのレンタカー代、諸々かかる時間、そして一泊の宿泊費と考えれば安いと思います!
関東から北海道に旅行に行こうと考えている方は、是非、飛行機だけでなく、カーフェリーでの旅も選択肢として考えてみてください!

茨城に帰ってきた



祝・全線開通! 神栖市シーサイド道路をドライブしてみた

地権者とのトラブルにより、長い間、一部区間が通行できなかった神栖市の「シーサイド道路」ですが、7/10に、晴れて17年ぶりに全線通行可能となったとのことです!
ということで、早速、7/16にシーサイド道路をドライブしてきました。

シーサイド道路マップ

神栖市の「シーサイド道路」がどこからどこまでを指すのか、明確な定義は分からないのですが、本記事では、神栖市の名所「1000人画廊」から波崎海水浴場までの海岸沿いの道路(全長20km弱)を、シーサイド道路として紹介させていただきます。
長い海岸線を持ちながら、海沿いをずっとドライブできる道路があまり無かった茨城県なので、期待が膨らみますね!

www.google.com

1000人画廊

まず、鹿島港から近い神栖市の名所「1000人画廊」へ行ってみました。ここは、海岸沿いの6kmにわたる護岸の壁面に、多くの市民が描いた壁画が並んでいる観光スポットです。
ところが何と、この日は工事中で、海岸に沿った道に入ることができませんでした!多くの車やバイクが、ここに来ては残念そうに引き返していました・・・。
工事の看板を見ると、10月まで堤防を高くする工事をしているそうです。高潮に備えるためには仕方ありませんね。ただ、堤防が高くなってますます海が見えなくなってしまうのも残念です。
この場所はともかく、シーサイド道路としては千葉県の九十九里道路のように、道路自体がかさ上げされて堤防の役割を果たすような形が理想形のような気がしました。(もちろん費用がかかるのでハードル高いですが・・・)

工事中で一部しか見れなかった「1000人画廊」

日川浜海水浴場

仕方なく、一旦海岸から少し戻って南下し、日川浜海水浴場に行きました。
すでに海開きしており、海水浴客も来ていましたが、駐車場には余裕があり、かつ無料でした。ここも1000人画廊と同様、海岸沿いに風力発電の風車が並んでいました。
風車は今や、神栖市のイメージを象徴するものとなっていますね!

日川浜海水浴場

波崎ウインドファーム

しばらくシーサイド道路を南に進んでいくと、左側に木造の展望台が立っていました。駐車場もあります。
ここは「波崎ウインドファーム」。展望台からは海も見え、風車が立ち並んでいて独特の風景です。神栖市観光協会のHPによると、「最近では「縁結び展望台」として知られるようになり、カップルにも人気のスポットです。」とのことです!

波崎ウインドファームの展望台から

日本離れした風景のシーサイド道路

さらにシーサイド道路を南に走ります。シーサイドと言いつつ、道路の両側はずっと草木が立ち並ぶばかりで海は見えません(時々風車は見える)。
まあでも、この周りに何もない原野の中を、一本道でずっと進んでいくというのは、どこか日本ではないような異国情緒があります。また、信号もほとんどないので、音楽を聴きながら気ままにドライブするのは気持ちいいですよ!
バイクでツーリングしている人の姿も多くみかけました。

延々とシーサイド道路を進む

波崎シーサイドパーク

さらにしばらくシーサイド道路を進んでいくと、左側にパーキングスペースがありました。
ここは「波崎シーサイドパーク」。駐車場と展望スペースがあるだけですが、波崎砂丘と太平洋にすぐ出ることが出来ます。太平洋から昇る朝日は絶景とのことなので、日の出の時間帯に来たら最高でしょうね!

波崎シーサイドパーク

波崎海岸砂丘植物公園

さらにシーサイド道路を南下すると、「波崎海岸砂丘植物公園」がありました。
ただ、この日は真夏だったためか、入口のロータリーに花が植えられていた程度で、あまり植物は見られませんでした。斜面にコキアが植えられていたので、秋には、ひたち海浜公園のように、真っ赤に染まった丘になるのかも知れませんね。
ということで、駐車スペースは、ほとんどサーファーやキャンパーの車ばかりでした。

波崎海岸砂丘植物公園

波崎海水浴場

そこからさらに南に進むと、「波崎海水浴場」があります。ここはとにかく砂浜が広くて、砂の上を海まで辿り着くのが大変!でも、砂浜がどんどん失われている日本において、こういう海は貴重なのではないでしょうか。
大きな海の家もあるので、レジャーだけでなく食事も含めて、楽しい思い出ができそうですね!

波崎海水浴場

食事はどこへ・・・

波崎海水浴場のすぐ隣は、茨城県最南端の波崎漁港となっています。そして利根川を渡ればすぐ、千葉県の銚子です。ただ、この日は時間の関係もあり、このタイミングでランチをとることにしました。
神栖市の国道124号線沿いには、多くのロードサイド型のレストランがありますが、今日は1000人画廊から近い「にんたまラーメン神栖店」で食べることにしました。
にんたまラーメン」は、テレビ番組でもよく取り上げられている茨城県の名物ラーメンショップで、その名の通りニンニクと卵の組み合わせは、ドライブ中のパワー回復に最適です!
駐車場も店内スペースも広く、狭くて暑苦しいラーメン店のイメージは皆無なので、男性ドライバーだけでなく、ファミリーや女性にもおススメです!

茨城のソウルフードにんたまラーメン

サーキットの狼ミュージアム

神栖市にドライブに来たら、車好きなら是非立ち寄って欲しいのが、神栖市内にある「サーキットの狼ミュージアム」。数々のスーパーカーや名車を間近で見ることができます。また、池沢早人師さんの漫画「サーキットの狼」にまつわる数々の品も展示されていますよ!

サーキットの狼ミュージアム

ぜひ、こちらもご参照ください。

i-bakun.hatenablog.com

 

茨城県神栖市のシーサイド道路のドライブ、いかがでしたでしょうか。
まだ道路の周りにはあまりスポットがありませんが、茨城県の数少ない海沿いのドライブルートとして、今後に期待大です!
でも、今のように周りに自然以外ない一本道を、のんびり30分近くドライブするというのも、いい気分転換になると思います。
鹿島神宮鹿島アントラーズがある鹿嶋市に比べると知名度の低さは否めなかった神栖市ですが、シーサイド道路の全線開通によって、今後化ける可能性は大だと思っています。
ぜひ一度、神栖市に来て、今の素朴なシーサイド道路をドライブしてみてはいかがでしょうか!

AI画像生成で茨城の風景を描いてもらってみた!

最近、AIによる画像生成が流行ってますね!ということで、早速AIに、茨城県の風景を描いてもらってみました。
果たして、どんな画像が出てくることやら・・・。

尚、おまけとして、遊びでAIに描いてもらった「茨城イケメン」「茨城美人」も付けておきます。笑

水戸市

茨城県の県庁所在地の水戸市
梅が咲き乱れる庭園は偕楽園と思われます。白鳥が泳ぐ湖は千波湖ですね。湖の向こうに街並みが見えるあたりは実際のイメージに近い感じがします。
梅と同じ時期に県花のバラが咲いているのはおかしいですが、なかなか美しい風景ですね。

AIが描いた水戸市

つくば市

筑波研究学園都市のあるつくば市
広い道路がまっすぐ走り、近代的なビルが建っている様子は、結構実際のイメージを掴んでいるように思いました。
ただ、ロケットが大通りの中央に立っていたり、車が右側通行だったり、中央分離帯を人が歩いている等、よく見るとおかしいところはありますが・・・。

AIが描いたつくば市

日立市

日立市と言えば企業城下町というイメージが強いですが、最近はフォトジェニックなスポットとしてJR日立駅が人気ですね。
駅舎から海に突き出たガラス張りのカフェは、実際は下に脚がありませんが、海を見下ろす絶景カフェの雰囲気は表現されているかな・・・。

AIが描いた日立市

ひたちなか市

ネモフィラの丘の絶景で全国的に有名となった、ひたち海浜公園があるひたちなか市
青のネモフィラの丘の下に見えるのは、東洋のナポリとも言われた阿字ヶ浦海岸でしょうか。実際にはネモフィラの丘からは海は遠くにしか見えないのですが、阿字ヶ浦海岸が見下ろせるこんな場所があったら素敵ですね!

AIが描いたひたちなか市

土浦市

日本第二の湖、霞ヶ浦のほとりの土浦市
春は桜の名所ですね。遠くには筑波山?などの山並みが見えます。
左端に大仏がいるのは、ちょっと場所が違う気がしますが、ご愛敬ということで・・・。

AIが描いた土浦市

おまけ① AIが描いた茨城イケメン

AIに茨城イケメンを描いてもらいました。
茨城のイケメンの要素、入ってます?
(ちなみに、Twitterではかなり不評です・・・汗)

AIが描いた茨城イケメン

 

おまけ② AIが描いた茨城美人

AIに茨城美人も描いてもらいました。
茨城の農産物を食べているためかな、健康的な感じがします!

AIが描いた茨城美人

いかがでしたでしょうか。
まあ、あくまでAIに描かせてみたというお遊びレベルのものなので、突っ込みどころはいくらでもあるかと思います。
ちなみに、もし突っ込みどころがあったら、AIに突っ込んでください・・・。笑

茨城県 三浦春馬 聖地マップ Miura Haruma sacred place map in Ibaraki

茨城県出身の稀代の名俳優、三浦春馬さんの茨城県内のゆかりの場所のマップをGoogleマップで作成しました。また、内容を参照しやすいよう、ブログ記事にしました。
実際に三浦春馬さんの足跡を巡って茨城を訪れ、彼の「僕のいた時間」に思いを馳せていただけたら嬉しいです。
SNSでお寄せいただいた情報を中心にまとめており、情報が古かったり正確でない部分があるかも知れません。ご了承ください。(もし何か問題がありましたら、ご指摘いただけると幸いです)

茨城県 三浦春馬 聖地マップ

実際のマップのリンクはこちらになりますので、Googleマップで場所を見たい方は、クリックして参照いただければと思います。

以下、土浦市から半時計周りに、各スポットのある市町村を巡っていきたいと思います。

土浦市

三浦春馬さんが生まれ、中学生の時まで住んでいた出身地の街です。東京に出て俳優になった後も度々戻ってきていたようで、彼が訪れたお店やスポットが多数あります。

土浦セントラルシネマズ

昭和感あふれる街の映画館です。今でも毎日、三浦春馬さんの映画を上映してくれています。待合室には、三浦春馬さんに関する多くの写真やサイン等が飾ってあり、さながら三浦春馬記念館のようです。
昔ながらの映画館は全国でどんどん閉館していますが、ここは文化遺産的にずっと残って欲しいですね!

モール505

つくば万博が開催された1985年にオープンのショッピングモール。三浦春馬さんが出演した、ゆずのMVもここで撮影されました。
(情報提供:おじゃさん)

はるまちカフェ(モール505 1F)

三浦春馬さんを敬愛するオーナーが経営しているカフェです。店内にはグッズや思い出の作品が展示されています。(土日は休業とのことです)
(情報提供:おじゃさん)

まちなか交流ステーションほっとONE(モール505 1F)

モール505にある、観光案内や休憩施設です。
三浦春馬さん土浦ロケ出演作品のパネル展示がされています。
※すみません、写真はオープン前だったのでシャッターが下りてる状態です

スタジオ バックスピン(モール505 2F)

春馬さんが幼少期に通っていたダンススタジオです。
(情報提供:おじゃさん)

ご両親が経営されていた飲食店(モール505 2F)

春馬さんのご両親が経営されていた飲食店ですが、今は閉店し、「テナント募集中」の張り紙がされています。
(情報提供:おじゃさん)

お好み焼き かつら

春馬くんとアクターズスクール時代の仲間で食べに行っていたそうです。
私も食べに行ったことありまして、席はここだよ、と店主さんに教えてもらいました。
(情報提供:枝豆さん)

大成軒 桜町店

春馬さんが立ち寄ったお店です。
(情報提供:マスミさん)

レストラン中台

ことある事に「茨城」に触れてくれてました。TWO WEEKSというドラマの撮影時に土浦の中台さんというレストランのカツサンドを差し入れしています。 
(情報提供:マスミさん)

吾妻庵総本店

まちかど蔵大徳の隣の蕎麦や吾妻庵総本店は春馬さんが天ぷら蕎麦を食べた所だそうです。中庭が素敵な蕎麦屋さんで天ぷら蕎麦だしが効いておいしかった。昼時はひっきりなしにお客さんが入ってきました。混んでいたので春馬さんの事を聞くのはやめました。
(情報提供:ハルマのママさん)

まちかど蔵大徳

まちかど蔵大徳は観光協会になっていて中には小さいけど春馬さんのスペースがあり係員?店員?さんがお話をしてくれました。
(情報提供:ハルマのママさん)

亀城公園

子供の頃によく遊んでいた様ですよ
(情報提供:ゆきひょうさん)

桜川畔

土浦の花火に春馬くんは毎年、花火を観に来ていたそうです

(情報提供:ゆきひょうさん)

霞ヶ浦総合公園

春馬さんは生前「土浦の蓮の花はとても綺麗だから見てほしい」と言っていたそうです。
土浦市霞ヶ浦総合公園では、風車のそばで蓮の花を見ることができます。
(情報提供:メグさん、ゆきひょうさん)

土浦市立真鍋小学校

春馬さんが通っていた小学校です。春は「真鍋の桜」として、桜の名所としても有名です。
春の観桜の際は、時間とマナーを守って鑑賞しましょう!

土浦総鎮守 八坂神社

春馬さんが初詣でお参りをしていた神社です。
土浦で初詣と言えば、土浦の総鎮守である真鍋の八坂神社ですね!
(情報提供:blu haruさん)

ラーメン山岡家 土浦店

春馬さんが土浦に帰ってくると、必ずと言っていいほど豚骨ラーメンを食べに行っていたという、24時間営業のラーメン店です。

湯楽の里 土浦店

春馬さんが土浦に帰ってくると、よく遊びにきていたというスーパー銭湯です。

錦水

春馬さんが立ち寄ったお店です。
(情報提供:マスミさん)

常磐道 桜土浦インターチェンジ

春馬さんが茨城に帰省するときは、常磐道の桜土浦ICを利用していると話していたとのことです。
東京での仕事から解放されて、ここまで帰って来ると、きっとホッとしていたことでしょうね。
(情報提供:こと💕さん、ゆきひょうさん)

 

つくば市

筑波研究学園都市筑波山で有名な、土浦市の西隣りにある街です。こちらにも春馬さん、足を伸ばしていました。

大成軒 学園店

春馬さんが立ち寄ったお店です。
(情報提供:マスミさん)

沙羅峰(サラボン)

(情報提供:samantha。さん)

霜降牛ステーキ千

(情報提供:samantha。さん)

いきなりステーキ つくば研究学園店

(情報提供:samantha。さん)

 

牛久市

世界最大のブロンズ立像である牛久大仏で有名な、土浦市の南隣りにある街です。

イルクオーレ ピアットスズキ

春馬さんが立ち寄ったお店です。
(情報提供:マスミさん)

 

龍ヶ崎市

牛久市の南隣りにある街です。最近は「ご当地メシ決定戦!2014」で日本一となった「龍ヶ崎コロッケ」が名物として有名になっています。

髙橋肉店

ドラマの撮影時 デリバリーで龍ケ崎コロッケを食べ「美味しかったです」とSNSに上げたり😊
ロケの差し入れで食べて紹介していた龍ヶ崎市のばぁちゃんコロッケは高橋肉店さんです。
(情報提供:マスミさん、harumariさん)

 

稲敷市

龍ヶ崎市の東隣りにある街です。東日本の競馬の聖地、JRA美浦トレーニングセンターからも近いです。

勝馬神社

東日本の馬の聖地である美浦から近い、大杉神社内にある神社です。よく競馬関係者が馬の無事を祈願に来られるとのこと。また上を見上げると、馬頭のような木があることでも知られています。春馬さんが来たという情報はありませんが、春にここに来たら、天の春馬さんからパワーをもらえるかも!
(情報提供:みちゃなさん、ゆきひょうさん)

 

鉾田市

メロンで有名な海沿いの街です。春馬さんは、よく鉾田市の海でサーフィンをしていたそうです。

春馬ポット

春馬さんがサーフィンに来た時に、よく座って海を見ていたというテトラポットです。道が非常に分かりにくく、車も停めにくいのでご注意ください。
「春馬ポット」という名前は、勝手につけたものです。名前も無く広く知られていない存在のままだと、いつしか撤去されてしまいそうなので・・・。

ドライブインあさひ

春馬さんが鉾田でのサーフィンの後によく立ち寄っていたお店だそうです。
ドライブインだけあって、コスパもよくボリューム最高だそうです。

大龍食堂

春馬くんがサーフィンの時に寄っていたお店
春馬くんの写真を飾ってあり、お店の方もとても親切で春馬くんが食べていたメニューを教えて下さいます。 唐揚げが特にすっごく美味しいです😊
(情報提供:🌸MAKOTO🐎さん)

北浦湖畔駅

1st写真集『たぶん。』の撮影場所の1つです
(情報提供:さちなᕱᕱ ҉ฺ ¹¹さん)

大洗町

パワースポットとして有名な神磯の鳥居や、アクアワールドなど、茨城県では代表的な海の観光地です。

大洗磯前神社

春馬くんが小学生の低学年のときに毎年、夏休みに大洗に家族で旅行に行った所です
(情報提供:ゆきひょうさん)

 

ひたちなか市

ネモフィラの丘」のひたち海浜公園で有名な、県庁所在地の水戸市の東隣りにある街です。

ひたちなか海浜鉄道 殿山駅

ドラマのロケをしていたとのことです。
ネモフィラで有名なひたち海浜公園に来た際、立ち寄ってみてはいかがでしょうか!
(情報提供:こと💕さん)

リコ美容室ひたちなか

脇から、確か水川あさみさんと一緒に店内を覗き込むシーンがありました。当時はマンホールがあってそこに乗っていました。
(情報提供:こと💕さん)

 

日立市

日立製作所発祥の地として有名な工業都市です。最近は、海の見える日立駅がエモいスポットとして人気ですね。

御岩神社

(情報提供:samantha。さん)

 

茨城町

水戸市の南隣りにある街です。

パティスリーブローニュ

春馬さんが訪れたお店です。
馬の蹄鉄のエクレアがあるんですね!
(情報提供:マスミさん)

 

石岡市

茨城空港のある小美玉市の西隣りにある街です。

いづみ荘

春馬くんが何度かお母さまと訪れた場所です
(情報提供:ゆきひょうさん)

銅山堂

恋空の撮影の時にこのお店のチーズ饅頭を差し入れしたとか。まほろばの里というお菓子はお祖父様が名付け親みたいです。
(情報提供:ハルマのママさん、ゆきひょうさん)

 

筑西市

日本近代陶芸の巨匠、板谷波山を生んだ、茨城県西部の街です。

板谷波山記念館(板谷波山生家)

春馬さんは茨城県の誇りとして陶芸家の板谷波山を挙げていました。実際にこの記念館にも訪れています。
茨城県民でも詳しく知らない地元の人物を、誇れる人として紹介したというのは素晴らしいですね!そのうち土浦市に「三浦春馬記念館」も出来るかな!
(情報提供:ゆっくりひよこ鑑定士さん)

 

いかがでしたでしょうか。
お時間があれば、茨城県が生んだ名俳優、三浦春馬さんの足跡を巡って、茨城まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

最後に、今回、聖地マップを作るにあたり情報をお寄せいただいたみなさま、本当にありがとうございました。

【大洗~鉾田】茨城県に関東屈指のシーサイド道路が爆誕!?

茨城県って、山もあり、長い海岸線もあり、大きな湖や川もあるんですが、景色のいい所に道路が無くて、見えなかったり行けなかったりすることが多いのが残念なんですよね・・・。特に海は、朝日が水平線から昇ってくる東海岸なので、早朝のドライブなんて最高!なはずなんですが、海を横目に気持ちよく走れる時間は僅かで、すぐに道路は、海が見えない内陸に入っちゃう・・・。
そこで今回は、ここに道路を作ったら、湘南や九十九里にも負けない、素敵な海岸道路になる!という勝手な妄想を記してみました。

国道からずっと細道を入り、海岸まで行くのが大変な鉾田の海

(仮称)大洗鉾田シーサイド道路のルート

ルートについては、Googleのマイマップで作成してみましたので、詳細は下のリンクの部分をクリックしてみてください。

www.google.com

大洗の海岸沿いを通る国道51号は、日本原子力研究開発機構のあたりからずっと内陸に入ってしまうのですが、大洗鉾田シーサイド道路は、そこからそのままずっと海岸沿いに南下します!はい、それだけです!
そして、鉾田市の大竹海岸近くで再び国道51号と合流します。
マップをご覧いただければ分かる通り、ルートはずっと直線1本です!
(あ、これは手抜きしたからで、実際には完全に真っすぐにはならないと思いますが・・・)

 

大洗鉾田シーサイド道路の素晴らしさ

気持ちよく安全に海沿いのドライブが楽しめる!

先に書いた通り、茨城の海岸は本州の東海岸なので、特に早朝のドライブは最高に景色が良く気持ちいいはずです!朝焼けの中、BGMを聴きながらのドライブなんて最高ですね!さらに、道路沿いにヤシの木なんか並んでたらいいなー!(完全に妄想モード)
島とか巨岩とか、観光地的な変化には乏しい海なのですが、ずっと海沿いをドライブするには、そこに海があればいい!
しかも、ほぼ直線なので、安心感も高いし疲れない!(でも、ずっとよそ見運転は禁物!)

朝日が昇る早朝の鉾田の海

海岸や施設へのアクセスの向上

このルートには、いくつもの海岸やカフェ等の施設がありますが、現在は海岸に沿った広い道路が無いため、国道51号線から細い道をずっと入っていくしかありません。入る道を間違えたら、目的地まで辿り着くには結構苦労するかと思います。
このあたりの海岸やカフェは、今までは知る人ぞ知る存在だったと思いますが、もしシーサイド道路が出来たら、訪れる人も増え、地域の活性化にも寄与することは間違いありません。

また、これまでこの辺りの海岸でサーフィンや釣りを楽しんでいた方々も、道路から海の状態を見て、いいと思った海岸にアクセスしやすくなるのでメリットは大きいのではないでしょうか。
また、以前ブログで書いた、茨城県出身の俳優、三浦春馬さんがよく座っていたというテトラポット(勝手に通称「春馬ポット」)は、ファンの間では聖地となっていますが、場所が行きづらく分かりづらいため、せっかく遠方から訪れたのに辿り着けなかったという声も多いようです。シーサイド道路が出来れば、そんな悲劇もなくなりますね!

なかなか辿り着けない三浦春馬さんの聖地「春馬ポット」

茨城県の観光魅力度、イメージのアップ

シーサイド道路によってこの地域の観光魅力度やイメージがアップすれば、この地域が新たなリゾートエリアとして活性化・発展するのも夢物語ではないかも知れません。
茨城県は観光資源は豊富にあるが、観光に関してはブランドイメージが無いとよく言われます。ひたちなか~大洗~鉾田エリアが、例えば湘南エリアのようにブランドイメージが確立すれば、茨城空港経由で関西などの遠方から宿泊観光に来るようなケースも出てくると思いますし、台湾や韓国など、近隣の外国からの観光客も増えるかも知れませんね。茨城港にはダイヤモンド・プリンセス号のようなクルーズ船も寄港するようになりましたし、大洗からは北海道へのフェリー航路もありますので、観光魅力度がアップすれば、まだまだ来訪者数が伸びるポテンシャルはあるかと思います。
それは、これから少子高齢化で地方の存続が厳しくなっていく中での、明るい光になるとも言えるのではないでしょうか。

地域の津波対策の強化

千葉県の九十九里浜の海岸沿いを通っている、通称「波乗り道路」は、東日本大震災で発生した津波被害も踏まえてかさ上げ工事され、防波堤の役割も果たしています。東北地方で建設された通常の防潮堤は、海が見えなくなるということで不評でしたが、波乗り道路はその上を車が走れ、景色が楽しめるようにしたのは、いいアイデアだと思いました。
茨城県も千葉県の外房エリアと同様、外海に面しており、今後、再び津波が襲来することが無いとは言えません。防波堤を兼ねたシーサイド道路により、観光振興と津波対策を兼ねるという発想も有りなのではないでしょうか。

シーサイド道路実現へのハードル

いいことばかり書いてきましたが、実際に実現しようとしたら、多くの課題があることも間違いないと思います。
第一に、やはり建設費用ですね。国道はすでにやや内陸を南北に通っているので、県や市町村が負担をしないとならないのでしょうね。市町村も、大洗町鉾田市に跨るので、調整も大変かと思います。
そして、既にその地域に住んでいる方々が、こういった構想に賛同いただけるかも大きいと思います。これ以上発展しなくてもいいから、今まで通り、静かな場所であって欲しいという考え方も有るかと思います。このあたりは、世代によっても考え方は違うかも知れませんね。

 

いかがでしたでしょうか。実は、このマップをTwitterで出してみたところ、複数の方から賛同の声をいただいたということがあって、今回、ブログの記事にしてみることにしました。
あくまで個人的な構想(と言うより、妄想か)を記したものなので、いろいろと抜けている点や間違っている点もあるかと思います。
ただ、個人的には、こういうものが実現したらいいな、と思っていますので、引き続き、ご意見、感想などいただけると嬉しいです!