イーバくんの いー場だな

東京近郊で暮らす中で、改めて感じる茨城への想い

茨城の大洗からカーフェリーで北海道に行ってみた!

関東地方から北海道に行く場合、移動手段として飛行機を使うのがメジャーかと思います。でも、カーフェリーを使えば、途中、海からの景色を楽しみつつ、北の大地を自分の愛車で自由に走り回れるという魅力があります!
今回初めて、茨城県の大洗から商船三井の「新さんふらわあ ふらの」に乗って北海道まで行ってきましたので、感想などレポートしたいと思います!

大洗港フェリーターミナルの「新さんふらわあ ふらの」

大洗港フェリーターミナルから乗船!

関東地方のフェリー発着地「大洗港フェリーターミナル」は、北関東自動車道の水戸大洗ICから近く、渋滞が無ければ東京から1時間半ほどで到着します。
大洗からの夕方便は19:45発で、17:30頃までに乗船手続きをすることとなっています。

ターミナル前の駐車場に車を停め、ターミナル内の自動チェックイン機に予約番号、アクセスキーを入力し、車検証のQRコードを読み取らせれば手続きはすぐに完了します。
18時頃に、車で乗船する方は乗船車両待機スペースの車に乗車するようアナウンスがあったので車を移動しました。反省点ですが、車は早めに乗船車両待機スペースに移動しておくべきでした。乗船が最後の方になったので、暑い車の中で1時間近く待機することとなってしまいました。😅
ただ、順番が来てからは、随所に立っている誘導員に従って船内に車を移動すれば良いので難しいことは特にありません。
船内の駐車場に車を停めたら、荷物を持って客室に移動しますが、出港後は車に戻ることが出来ないので、持ち込む荷物は忘れ物の無いよう、事前にまとめておくことが大切です。

カモメが飛ぶ大洗港(帰港時)

客室はどんな感じ?(2番目に安いコンフォート😅)

さんふらわあには、いろいろなタイプの客室があります。ホテルのような客室がたくさんあるので、ご家族やカップルの方は、いろいろ選べます!
ただ、今回は一人旅なので、2番目に安い「コンフォート」を選びました。一言で言えば、カプセルホテルの部屋ですね。見ての通り、大人1人が寝れるスペースに、テレビ、布団、あとスリッパがありました。タオルや歯ブラシ等は無いので自分で持ち込む必要があります。
カーテンを閉めればプライバシーは保たれます。また、男性と女性でエリアが分かれているようで、異性とすれ違うようなこともありませんでした。
ちなみに、船体が大きいので大きく揺れることはありませんでしたが、地震のような細かい上下の揺れがありました。慣れない方は念のため酔い止めの薬は飲んでおいた方がよいと思います。

2番目に安い「コンフォート」の部屋

レストランやお風呂はどんな感じ?

食事は自分でお弁当など持ち込んでも良いのですが、共用スペースのテーブルやソファはすぐに埋まってしまい、空きが無い時が結構ありました。船内のレストランが、夕食/朝食バイキングで2食2900円とリーズナブルで、メニューも多く美味しかったので、おススメです。海が見える席をゲットしたい場合は、オープン前に並びましょう。

船内レストランでの夕食

お風呂は写真はありませんが、船外の景色が見えて、広さやシャワーの数等も充分でした。そして、何とサウナもありました!もちろん、貴重品はロッカーに入れた上で、海上でのお風呂をゆっくり楽しみました。

他にも船内には、ショップ、ゲームコーナー、キッズランド、ドッグランなど、いろいろな施設が整っていましたよ!

船内の様子(6階から5階を見下ろす)

甲板に出たらどんな景色?

ずっとカプセルホテルのような部屋にいると、時々歩きたくなるので、時々船内や甲板(展望デッキ)に出て歩いてました。展望デッキは5階、6階、7階とあります。
大洗を出港したらすぐに夜になってしまいますが、一夜が過ぎた翌朝の太平洋から昇る朝日は神々しかったです!フェリーに乗ったら、是非、翌朝は早起きして朝日を見てみてください。

太平洋に昇る朝日

茨城県沿いや三陸海岸沿いは遠くに陸地を望めますが、基本的には太平洋の大海原です。運が良ければイルカやクジラが見れるのかも知れませんが、今回ははっきりとは分かりませんでした。でも、海の風を受けながらの航海は気持ちいいですよ!

展望デッキから太平洋の大海原を望む

夜はどんな感じ?

大洗出港後は、すぐに夜です。スマホの電波は、茨城県沿いを航行中は入るのですが、それ以外は、三陸海岸沿いでアンテナマークが出たくらいで、北海道に近づくまで、ほとんど電波が入りませんでした。船内WiFiのパスワードが船内に掲示されていましたが、あくまで船内のコンテンツ表示用で、インターネット接続はできませんでした。なので、スマホ依存症の方には退屈で辛いかも知れません。でも、たまには全くスマホを使わない「デジタル・デトックス」の日も新鮮ですよ!
尚、部屋にテレビがありますが、岸から遠ざかると地デジの画面も乱れたり途切れたりするようになります。Kindle電子書籍を持っていけば良かった!(ただ、後で気が付きましたがBSも見れるので、そちらはいつでも安定して見れます)
ちなみに、コンフォートは隣の部屋との間に通路があるので、あまり他の部屋の音は気になりませんでしたが、一番安い「ツーリスト」は、隣との間がカーテンのみのようなので、隣の人のイビキとかが気になるかも・・・😅

北の大地に到着!

大洗を出港して翌日の13:30頃、北海道の苫小牧に着きました。
約18時間の船旅、スマホが全く使えない時間が長く、電子書籍などを持ち込むのを忘れたため、手持ち無沙汰な時間も多少はありましたが、船外の景色が良く、船内の施設も充実していたので、とても満足のいく経験となりました。
またフェリーで北海道に来たい!

北の大地が見えてきた(天気悪い・・・)

カーフェリーで行く北海道の旅はおススメ!

今回、初めてカーフェリーで北海道に行ってみたわけですが、結論としてはおススメです!
何と言っても、自分の愛車で北海道内を旅できるので、レンタカー代や移動・手続きの時間がかからないし、慣れた愛車だと疲れも少なく、ドライブも気持ちいいです!
そして、船旅と言えばお年を召した方や富裕層のイメージがありましたが、安い部屋を選べば、リーズナブルな値段でゴージャスな海上の旅が味わえる!
まあ、それでも車と一緒だと片道で3万円以上かかるわけですが、移動費や現地でのレンタカー代、諸々かかる時間、そして一泊の宿泊費と考えれば安いと思います!
関東から北海道に旅行に行こうと考えている方は、是非、飛行機だけでなく、カーフェリーでの旅も選択肢として考えてみてください!

茨城に帰ってきた